赤ちゃんの食事は、準備から後片付けまで本当に大変な作業です。
双子ともなるとその大変さは2倍。
双子育児で大変な作業の一つが食事です。
妻を少しでも助けたいと思い、普段の仕事を活かしてプロのエンジニア目線で考えた椅子の選び方を紹介します。
ベビーチェアの選び方
ロータイプ
育児で最初に買う椅子は自然とロータイプになると思います。
なかでもオススメなのはバンボです。
バンボは体を背中から太ももにかけて包み込んでサポートできる形状なので、腰が据わっていなくても使うことができます。
あちこち動き回ることも防いでもくれますので、食事を与えやすくなり親としては助かります。
上から下に向けてテーパがあり(末広がりの形状であり)、少しくらい動いてもひっくり返るようなことはありません。
やわらかい素材で水拭きもでき、カラーバリエーションも豊富。
育児で最初に買う椅子はバンボで間違いはないと思います。
バンボの場合、親も床に座って食事を与えることになります。
キッチンに物を取りに行くために立ったり座ったりは大変ですが、そこは我慢。
「バンボを(大人用の)椅子の上に載せて、その上に子供を載せちゃえば楽じゃん。」
と、考えてしまうくらい安定性は良いですが、それは絶対にやっちゃダメです!
成長につれてバンボから抜け出すことはできますし、大暴れして転倒するリスクもゼロではありません。
目を離さず安全第一でお願いします。
我が家は双子育児用に黄色バンボを二つ買いました。
おそろいのバンボに座った双子の写真がたくさんあります。
定位置に固定できるので写真が撮りやすいのもポイントです。
ハイタイプ
ハイとローの違いはその名の通り”高さ”です。
「高い所にあるものは落ちる」
とは、建設現場などのKY(危険予知)標語の一つですが、全くその通りで安全面だけを考えるならば低い方が安全です。
ですが、私は子供が椅子に座れるようになったらハイタイプをお勧めします。
なぜなら、大勢でテーブルを囲むことの楽しさを赤ちゃん自身で感じ取れるようになるからです。
座面の高さをうまく調整して、家族同士で目線が合うようにするとよいと思います。
また、親も椅子に腰かけて食事ができることも大きいです。
これでキッチンとテーブルの往復もずいぶんと楽になります。
赤ちゃんを抱え上げて座らせる、食事が終わったら抱えて降ろす、という大変な作業はもうしばらく続きますが。
安全面については、以下をご確認ください。
- 安全ベルトやガード板など、落下防止機構があるか
- 高さ調整ができるか
- 足置き板があるか
個人的には、しっかりと重量があって安定している木製の製品をお勧めします。
我が家では大和屋の製品を使いました。
あまり良いエピソードじゃないかもしれませんが、娘が2歳2か月のとき熱性けいれんを起こしたことがありました。
熱が出たため保育園を早退し、夕食を済ませて早く寝かせようとしていた時でした。
椅子に座っていた娘は、突然後ろ向きに頭をのけぞらせてけいれんを起こしました。
近くにいた私が娘を抱き上げ、寝かせて落ち着くのを待ちました(2分ほどだったでしょうか)。
このとき娘は意識を失っていたわけですが、大和屋のハイチェアはひっくり返ることなく、娘が転落することもありませんでした。
そのくらい安定したもの、安全なものをお使いください。
(その後夜間救急へ連れていき、事なきを得ましたのでご安心を)
繰り返しになりますが、「高い所にあるものは落ちる」のが自然の法則です。
落下時のリスクを常に頭に入れつつ、家族の食事を楽しんでください!
長椅子(ベンチ)
子供が大きくなってきて、自分で椅子の昇り降りが出来るようになったらたら少し育児も楽になると思います。
その頃になれば、背もたれの無い長椅子(ベンチ)をオススメします。
子供は長椅子(ベンチ)の後ろから登って、前向きに(テーブルに向かって)座ることができますので、テーブルでお絵かきや宿題をやるときに文房具を取りに行ったり、親に質問しに来たり、長椅子(ベンチ)は子供が頻繁に昇り降りしやすいからです。
親が子供を抱きかかえて椅子に座らせるという負担はこれで無くなります。
また、友達家族が来たときなどに子供を一列に座らせて写真を撮ると、とても可愛く取れます。
大変な育児中の貴重な思い出になると思います。
もちろん大人も座れますので、大変オススメです。
子供が昇り降りしたときに椅子がズレないよう、しっかり重量があるものが良いと思います。
我が家ではIKEAのNORDBYという商品を使いました。
座る場所について
赤ちゃんをどこに座らせ親がどこに座るか、少しだけ意識した方が良いと思います。
私は、下の絵のようにテーブルの角に座って斜めの位置取りを意識していました。
この座り方だと、親の右手(右利きの場合)を赤ちゃんの口へ運びやすくなります。
無理に体をねじる必要がなく、口にスプーンを持っていく動作を繰り返し行っても疲れにくい座り方です。

「90度法」と呼ばれるこの座り方は、心理的にリラックスした関係、親しい間柄での座り方とされています。
一方、机を挟んで真正面に対面する座り方は、対立関係を作りやすいと言われています(スティンザー効果)。
赤ちゃんは親の微表情から感情を読み取ろうとするので、真正面に座ってしまうと育児中の小さなイライラがダイレクトに伝わってしまうため、あまりオススメしません。
まとめ
赤ちゃんの食事は、準備から後片付けまで本当に大変な作業です。
双子ともなるとその大変さは2倍。
双子育児で大変な作業の一つが食事です。
妻を少しでも助けたいと思い、普段の仕事を活かしてプロのエンジニア目線で考えた椅子の選び方を紹介します。
参考にできる部分がありましたら、どうぞ実践してみてください!