赤ちゃんのお風呂用に首にかける浮き輪があります。
我が家の双子育児では、たとえワンオペであっても浮き輪には頼りませんでした。
なぜなら、事故のリスクと引き換えに得られるリターン(親がシャンプーができること?)が釣り合っているとはどうしても思えなかったからです。
「風呂に入らないくらいで死にゃせん」
ひいばあちゃんの言葉どおりに実践したやり方を紹介したいと思います。
毎日入る必要はない
清潔であればよい
まず第一に、我が家では毎日お風呂に入る必要はないと考えています。
なので、妻または私が1人で双子の面倒を見なくてはならないときはパスしていました。
まだ子供が小さくオムツをしている間は、おしもを清潔に保つことに気を使う必要はありましたが、毎日必須の育児オペレーションだとは考えていません。
赤ちゃんの首に浮き輪をつけて湯船に浮かばせている間に、ママあるいはパパが自分の入浴を済ませる、というやり方があるのは知っていました。
しかし、溺れたり窒息したりといったリスクも当然あって、それらのリスクと得られるリターンが釣り合っているとは到底思えなかったため、浮き輪に頼ろうと思ったことは一度もありません。
もし、皆様もワンオペでやらねばならないとしたら、まず「今日はどうしても風呂に入らなきゃいけないか(赤ちゃんの首に浮き輪を巻いてまで)」という点を一番に考えていただきたいです。
「死にゃせん」
双子育児をしていると、1人が風邪をひいたら数日遅れて2人目も風邪をひく、ということが良くあります。
そんなときは入浴を控えますが、1人目から数えると1週間くらい入ってない、ということもありました。
そんな話を実家の母にすると、私が小さいころ同じような状況になったとき祖母は「風呂に入らないくらいで死にゃせん」と言ってくれたそうです。
現在95歳になった私の祖母、双子から見てひいばあちゃんの金言です。
今も大切にしています。
アーミッシュとアレルギー
アーミッシュとは、アメリカに暮らすキリスト教の1つのグループです。
宗教上の理由から、農耕や牧畜によって自給自足の生活をしています。
アーミッシュの子供たちは、都会で暮らす子供たちと比べると花粉症などのアレルギー性疾患の発症率が非常に低い、というのは結構有名な話です。
幼い時から家畜と触れ合うことで様々な菌が口から体内に入り、腸管に運ばれていくことで、アレルギーの起こりにくい体質を培っていくのだそうです。
ここで申し上げたいのは、我々もアーミッシュのような生活をしようということではなく、現在の日本の育児環境はアレルギー耐性を自然に獲得できるだけの適度な汚れすら無くなりつつある、ということです。
それほど清潔な日本の生活環境で毎日お風呂に入る必要が本当にあるのか、アーミッシュとアレルギーの関係からも考えさせられます。
入浴させるとき
父親と母親のチームプレーで
基本的に、双子を入浴させるのは父親と母親がチームプレーで取り組むべき育児オペレーションだと考えています。
それは赤ちゃんが一人であっても同じだと思います。
実際問題として、父親が入浴を担当したほうがいいと考えます。
手が大きく力が強いので、落下や転倒のリスクが小さいからです。
1人ずつ入浴させるほうが安全で、湯船にゆっくりつかってスキンシップできます。
1人の入浴が終わったらチャイムで母親を呼び、受け渡しを上手くしてチームプレーでやって欲しいと思います。
このような余裕のある入浴ができるのはパパがお休みの日のみ、というのが普通かもしれません。
それはそれで、少ない機会を存分に楽しめばいいと思います。
平日にママが一人で入れなくちゃいけない場合は、上に書いたようにパスするか、以下に書くように「短期決戦でさっと終わらせる」という入れ方で十分だと思います。
ワンオペで入浴させるときは安全最優先で
どうしてもワンオペで入れなければならないとき、妻がやっていた方法は以下の通りです。
- 着替えやタオルを脱衣所に準備する。(冬場は脱衣所を暖房しておく)
- マットの上に双子を座らせて、1人ずつシャワーで流す(石けん・シャンプーなし!)
- 双子のシャワーが終わったら、妻がシャワー&シャンプー(その間、双子はマットの上で遊ぶか、泣くか)
- とにかく短期決戦で終わらせる!
楽しく入浴できるようになったら
ワンオペでも楽しく入れるようになってくれば、お風呂の時間は楽しみになります。
お風呂で遊べるおもちゃはたくさんあり、水鉄砲、クレヨンなど、我が家もいろいろとお世話になりました。
また、学びの時間にもなります。
あいうえおやアルファベットの表を貼って、遊びながら覚えたのを思い出します。
我が家は今年、九九にチャレンジです!
なお、子供は大人よりのぼせやすいので、水分補給などは注意が必要です(娘は過去2度のぼせたことがありました)。
まとめ
赤ちゃんのお風呂用に首にかける浮き輪があります。
我が家の双子育児では、たとえワンオペで入れる必要があっても浮き輪には頼りませんでした。
なぜなら、事故のリスクと引き換えに得られるリターン(親がシャンプーができること?)が釣り合っているとはどうしても思えなかったからです。
「風呂に入らないくらいで死にゃせん」とのひいばあちゃんの金言を大切に、ストレスを溜めないことを第一に考えて大変な育児を乗り切っていただきたいと思います。
ついでですが、キャンプに行ったときの息子の迷言もご紹介します。

「今日はお風呂、川でええか…」
ここまで来ればもう大丈夫!