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赤ちゃんの夜泣きは大人の生活にも差し支えるほど深刻です。
様々な原因がありますが、日ごろからできることを意識して改善できる場合があります。
ウチの娘の場合、夢と現実の間で
「布団がまっすぐじゃない!」
「抱っこしろ!」
「降ろせ!」
と、わめき散らすタイプで3歳半頃まで続きました。
私自身、双子を授かる前に睡眠障害を伴ったうつ病を経験したことがあり、うつ病には”しあわせホルモン”と呼ばれるセロトニンや”睡眠ホルモン”と呼ばれるメラトニンが大きく関係しているとを知りました。
赤ちゃんの夜泣きにもこれらが関与していると知り、
「ならば、できる対策は同じ!」
と考えて実践しました。
私のうつ病経験
まず私自身のうつ病体験について。
双子が生まれる数年前に、うつ病を患ったことがあります。
最初の症状は睡眠障害でした。
入眠は簡単に出来るのですが、夜中3時ごろに目が覚め、日中の嫌な出来事や将来の不安が頭をめぐり、眠れなくなります。
いつの間にか眠りに落ちているのですが、今度は起きるべき時間に起きれない、という日々が続きました。
3か月ほど休業を余儀なくされましたが、周囲の支えもあって少しずつ回復できました。
その時の経験を通して、うつ病には脳内物質セロトニンの不足が関係していることを知りました。
別名しあわせホルモンと呼ばれるそうで、感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係している神経伝達物質です。
参考:セロトニンとは
セロトニンを増やすには日光をよく浴び、リズム運動が良いとのことで、出勤時に1駅分、朝日を浴びながら40分ほど歩くようにしました。
このウォーキングだけでうつ病が回復したわけではありませんが、少なくとも睡眠障害は解消されました。
現在は、ストレスが溜まってきている自分を客観視できるようになり、冬場には意識して日光を浴びることを意識しています。
原因
大人と同じように、赤ちゃんも生後3か月くらいになるとメラトニンという睡眠ホルモンを作ることができるようになり、朝に目覚めて、夜は長く眠れるようになってきます。
これを補うため、夜間のお母さんの母乳中には、メラトニンが沢山ふくまれているそうです。
参考:メラトニンとは
メラトニンはセロトニンを材料にして体内で作られます。
なので、セロトニンが不足すればメラトニンも不足し、夜泣きの原因となります。
我が家の育児記録によると、夜泣きが続いたのは3歳半くらいまで。
特に日光浴が不足しがちな冬にひどくなりました。
最もひどかったのは3歳半の2月。
入眠から約4時間たった深夜1時頃、娘が夢うつつの状態で文句を言い始めました。
15分ほどわめき散らした後、次は現実世界への文句へと変わっていきました。
「布団がまっすぐじゃない!」
「抱っこしろ!」
「降ろせ!」
など、など…
その夜は1時間近く絶叫をつづけました。
次の日は息子が絶叫。
娘もつられて絶叫。
妻と2人で双子の1人ずつを抱っこし、ただひたすら揺れて眠ってくれるのを待ちました。
妻は抱っこしている娘から、
「お母さんイヤ!」
「お母さんキライ!」
を繰り返されました。
親の方も眠いので、育児のストレスは頂点に達します。
おそらく双子育児に限らず、育児中の人は一度は経験があると思いますが、今思い出しても本当に壮絶な夜だったと思います。
この時期は保育園の次年度クラスへの移行準備を始めた時期で、慣れ親しんだ顔ぶれや生活様式が変わり、ストレスを感じていたのだろうと思います。
また、その日は娘がお気に入りのシールを友達に取られたがグッと堪える一幕もありました。
その場では耐えることはできても、強いストレスを感じていたのでしょう。
大人も子供もそんなに大きく違いません。
日中に感じたストレスや日光浴不足によってセロトニンが不足してくると、睡眠ホルモンであるセロトニンも不足してきて、睡眠障害に至る。
うつ病と双子育児の経験を通して、嫌というほど知りました。
対策
夜泣きは、睡眠ホルモンのメラトニンが不足していることが原因の一つであると書きました。
メラトニンを体内で作るときの材料となるセロトニンは、日光浴やリズム運動で作られます。
なので対策は、
- 日光浴
- リズム運動
の二つが主な対策だと言えます。
私は出勤時に1駅分、朝日を浴びながら歩くことを日課にしました。
赤ちゃんの場合はそうはいきませんが、朝カーテンを開けて太陽を取り込んだり、晴れた日は外に出てなるべく体を動かすなど、出来ることを意識してやればよいのだと思います。
このことは行政の育児支援や病院のホームページなどにも書かれているので、参考にしてみてください。
また、腸内細菌を良い状態に保つことで、メラトニンの材料であるセロトニンの合成をしやすくなったり、ストレス耐性が上がったりもするそうです。
我が家の双子育児で実践したこと
平日は保育園に通っていたので、日光浴や運動などは園の活動に任せるしかありませんが、週末はできるだけ朝から公園に出掛けるようにしました。
我が家ではこれを『放牧』と呼んでいました。
双子を公園で思い切り遊ばせて、太陽を浴びて疲れてもらうことが目的です。
その他に意識して取り組んだことは以下です。
部屋の温度
人間は体温が下がることで眠気を感じます。
赤ちゃんは寝る前に手足が暖かくなりますが、これらが上手く放熱される状態が入眠に適しています。
寒いからといってあまり部屋を温めすぎたり、厚着させすぎたりすると入眠の妨げになります。
ただし、朝方寒くなって風邪をひいては元も子もないので、夜中に布団をかけてやったり、エアコンを上手に使ったりする工夫は必要だと思います。
部屋の明るさ
睡眠ホルモンであるメラトニンは、夜間に強い光を浴びると分泌が妨げられます。
我が家では布団に入る1時間くらい前からテレビやスマホはOFF、明かりもなるべく小さくしました。
寝室は真っ暗だと怖がるので、豆電球はONにしています。
寝る前のラブラブタイム
寝る前のわずかな時間でも、親子でスキンシップを取ることが良い眠りにつながると考えます。
静かで少し暗いと感じるくらいの環境を作り、絵本を読んだり、昔話をしたりしました。
双子は作り話でも面白がって聞いてくれるので、こちらも楽しみながら話を作りました。
彼らなりに状況を想像しながら聞いているので、良い脳トレになったと勝手に思っています。
便利グッズ
スイング、バウンサー
我が家は幸運なことにスイングとバウンサーをタダで譲ってもらえました。
息子はよく眠る子で、バウンサーで自分発信の揺れに心地よくなって、いつの間にか寝てくれました。
娘はあまり眠ってくれない子で、スイングに乗せてトライしても、いつも抱っこすることになりました。
いずれにせよスイングやバウンサーはあると助かります。
特に双子育児では必須だと思います。
鼻水吸引器
冬の時期、子供たちは良く風邪を引いて鼻水を出します。
病院を受診すると、鼻水吸引器を貸し出されることが多くありました。
鼻水を吸引してから眠りにつくと、呼吸が楽なためかスムースに入眠してくれました。
「それならもう買ってしまえ」
ということで、我が家でも1台購入しました。
なぜもっと早く買わなかったのかと後悔してしまうほど強力な育児の便利グッズでした。
最初のうちはコンプレッサの音を怖がったので、抱っこして暴れないようにしました。
慣れてくると双子同士で手を握って励まし合っていました。
スリーパー
子供は寝ている間に布団を蹴って出てしまいますが、スリーパーを着せておけば安心です。
着るものといっても布団、布団といえば西川ということで、冬の時期は西川のスリーパーにお世話になっています。
これが無ければもっと病院のお世話になっていたんだろうな、と思います。
スリーパーもなくてはならない育児の便利グッズです。
まとめ
夜泣きは大人の生活にも差し支えるほど深刻です。
様々な原因がありますが、日ごろからできることを意識して改善できる場合があります。
私自身、子供を授かる前に睡眠障害を伴ったうつ病を経験したことがあり、うつ病には”しあわせホルモン”と呼ばれるセロトニンや”睡眠ホルモン”と呼ばれるメラトニンが大きく関係しているとを知りました。
メラトニンはセロトニンを材料にして体内で作られます。
夜泣きは原因の一つは、メラトニン不足。
なので、対策はメラトニンの材料であるセロトニンを増やすために
- 日光浴
- リズム運動
の二つだと言えます。
セロトニンを増やすことを心がけると、大人のうつ病対策にもなります。
日ごろから出来ることを意識して、大変な双子育児を乗り越えてください!